Apple製品の値上げなど「パソコン高騰」が深刻ですが、この波はスマホ市場にも直撃しています。
今やハイエンド機は20万円超え。
かつて「3万円で買えた時代」や「1円投げ売り」の面影はどこにもありません。
ですが、ここで一度冷静に考えてみてほしいのです。
普段からMacやiPadを中心に使っている人にとって、果たしてそこまで高額なスマホのスペックが必要でしょうか?
宝の持ち腐れになってしまっては非常にもったいないですよね。
そこで今回は、スマホ価格が高騰しきった今だからこそ、あえて「整備品・中古品スマホ」に目を向けるべき理由を、私自身のリアルな実体験を踏まえてご紹介します。
スマホも「返却プログラム」も高騰した現実

みなさんは、現在のスマホの価格を見てどのように感じられているでしょうか?
既にAndroid系のスマホは軒並み値上げラッシュが続いていますし、iPhoneもついに限界が来ているのか、ティム・クックCEOが値上げを示唆するような発言も注目を集めています。
もともと、ほんの数年前までスマホの買い替えはもっと気楽なイベントでした。
ちょっとしたライトユーザー向けのエントリー機種であれば3万円前後で購入できましたし、家電量販店やキャリアのショップに行けば「実質1円」「一括1円」といった強烈な投げ売りキャンペーンが当たり前のように実施されていました。
あくまで「電話や連絡が気軽にできる、生活に必要なデバイス」として、誰もが手に入れることのできる端末だったのです。
ところが、メモリ高騰の余波や留まることのない円安の影響が加味され、スマホの値上げラッシュは加速。
今や一部のハイスペックスマホにいたっては、「20万円を出しても購入できない」なんて異常な状況すら生まれています。
かつての「1円スマホ時代」が信じられないほど、今の現状は厳しくなっているのです。
もちろん、すべてのスマホが20万円以上するわけではありません。
ハイエンドモデルでも20万円以下で購入できるモデルは存在しますし、まだ価格を据え置きでなんとか踏みとどまっているiPhoneであれば、廉価モデルの「iPhone 17e」なら10万円以内でギリギリ購入可能です。
しかし、そのiPhoneでさえいつ値上がりするかわからない状況ですし、間違っても「昔のように3万円で気軽に買える状況」ではありません。
低スペックな低価格帯のスマホを選ぶにしても、今や「10万円」は覚悟しないと購入すら難しくなってきたのは紛れもない事実です。
そして、このスマホ価格高騰の余波は、当然各キャリアが用意している「返却プログラム(実質半額プラン)」の負担額にも影響してきます。
最初の2年間の請求額は端末によりけりですが、実は盲点もあります。
例えば、次の機種変更の際に別のキャリアで端末を購入した場合、仮に端末を返却プログラムで返したとしても、別途「プログラム利用料」として約22,000円が請求されてしまうケースがあるのです。
※具体的には、返却予定の店舗で返却申請と購入を同時に済ませなければいけない(返却のタイミングは申請後1か月以内ならOK)という条件です。
さらに、キャリアの契約事務手数料(auの店舗受付などの場合)が3,850円から4,950円へと値上げされるなど、足元のコストもじわじわと引き上げられています。
こうなってくると、かつてのような「返却プログラム=絶対にお得」という印象はかなり薄れてきたと言わざるを得ません。
「最終的に手元に残らないレンタルなのに、毎月この出費と手数料を払い続けるのは、本当にお得なのだろうか…?」
そう誰もが疑問を抱き始めているのが、今のスマホ市場のリアルな現状なのです。
返却プログラム派だった私が、スマホ高騰のなかで「中古市場」を本気でチェックし始めたワケ

私自身、かつては「返却プログラム推進派」に近い考え方でした。
以前Android(Galaxy)を使っていた際、3年ほど経った頃にバッテリーが膨張してスマホの側面がパカッと開いてしまうトラブルを経験したからです。
「どうせバッテリーは劣化するし、それなら2年ごとに返却して新しいスマホに乗り換えるのが正解では?」と考えたのが返却プログラムを利用し始めたきっかけでした。
そこで、キャリアの返却プログラムを利用してiPhone 13を端末単独で購入。
回線はpovo 2.0の「5分以内通話かけ放題」を毎月トッピングするという、自分なりに賢い運用をスタートさせました。
現在は、後継のiPhone 15を月額1,915円で利用させていただいています。
しかし、この端末も今年末にいよいよ購入から2年が経過します。
そのまま使い続ける選択肢もあるのですが、そうなると25か月目以降の月々の支払いは約4,000円へと一気に膨れ上がってしまう仕組みになっているのです。
ここで、私の中でひとつの疑問が生まれました。
ほぼ毎日フル活用しているMacやiPadであれば、月4,000円の価値は十分にあります。
しかし、私にとって今のiPhoneは「ほぼ電話と最低限の連絡ツール」。
連絡以外にほとんど使っていないスマホに、毎月4,000円を支払い続けるのは流石にしんどいと感じるようになりました。
さらに、前述した通り近年のスマホ高騰の波もあります。今から同じように返却プログラムを使って最新機種に変えようとしても、エントリーモデルのiPhone 17eでさえ月額2,600円前後支払わなければ手に入らない時代です。
「今のライトな使い方に対して、毎月のコストが見合っていないのではないか……?」
そう考えた結果、私は今、返却プログラムの継続だけでなく、中古・整備品で少し型落ちの「iPhone 13」あたりを買い切るという選択肢も、リアルに視野に入れ始めています。
「返却プログラムの裏の顔」に注意!

ただ、ここでネックになる要素が一つあります。
それは、「次の新しいスマホを今のキャリア以外(Appleストアや中古ショップなど)で購入する」と、別途「プログラム利用料」として約22,000円が発生するという点です。
つまり、3〜4万円の中古スマホを他店で買い直そうとすると、今のキャリアから22,000円の利用料を求められてしまうということ。
この追加コストをどう捉えるかが、非常に重要な問題となってきます。
しかし、一度このプログラムのレールに乗ってしまうと、「損をしたくなければ、次のスマホも同じキャリアで買い続けなければならない」という端末の縛りが発生します。
これから返却プログラムの利用を考えている方は、この仕組み(返却プログラムの裏の顔)をよく理解した上で判断した方が良いかもしれません。
ライトユーザーに推す「賢いスマホ購入術3選」

さて、スマホ価格の高騰や私自身の経験を踏まえた上で、ここからは「スマホはそこまでヘビーに使わない」というライトユーザー層に向けて、今選ぶべき賢い購入術を3つご紹介します。
① 同じキャリアで「返却プログラム」を利用し続ける
これは、私のようにすでに返却プログラムを利用しているユーザー向けの選択肢です。
もし「今後もずっと同じキャリアで端末を買い続けるつもりだ」というのであれば、このままプログラムを継続するのも大いにアリでしょう。
やはり、他所で買うと発生してしまうプログラム利用料の約22,000円は正直痛手です。
同じキャリアで買い続ける限りこれが免除されるのであれば、選ぶ端末の価格にもよりますが、現状維持が最もコストを抑えられる場合があります。
そのうちまた端末価格が落ち着く可能性もありますし、それまでは「様子見」として割り切るのも賢い選択です。
② 利用料22,000円を払ってでも、中古・整備品へ移行する
現在返却プログラムを利用しているユーザーは、今後システムが変わらない限り、別の場所で端末を購入するか、あるいは端末を純粋に返却する(次の端末を買わない)だけで、利用料の22,000円が請求されてしまいます。
しかし、これは「遅かれ早かれ、いつかは通らなければいけない道」でもあります。
であれば、ここは一回限りの「手切れ金」だと腹をくくって22,000円を支払い、その上で中古・整備品を探しにいくのも一つの手です。
整備品や中古品であれば、iPhone 13などの型落ちモデルでも4万円前後で購入できます。
電話やLINEがメインのライトユーザーであれば、スペック的にも十分すぎるほどお釣りが出ます。
ただし、中古・整備品を購入する際は、バッテリーの劣化具合(最大容量など)をしっかり確認できるショップを選ばないと、後で痛い目を見る場合があるのでそこだけは注意しましょう。
③ 【未利用の方向け】はじめから中古・整備品を購入する
実は、私自身も「失敗したな」と思っていることがあります。
それは、「昔使っていたAndroidスマホを、手元に残しておけばよかった」ということです。
古い端末が1台でも手元にあれば、それを繋ぎとして使いながら、次の端末をじっくり選ぶといった「選択の自由」が生まれたからです。
この経験を踏まえると、まだ返却プログラムを利用したことがないユーザーは、最初からキャリアのプログラムに頼らず、中古・整備品を買い切ってしばらく使ってみるのが非常におすすめです。
最新機種に強いこだわりがなければ、毎月の端末代に縛られないこの選択肢が、最もサイフに優しく自由度の高い正解になります。
以上3つの購入術も参考に、このスマホの価格高騰時代を賢く乗り切ってくださいね。
まとめ
スマホの価格高騰は深刻で、エントリーモデルやキャリアの「返却プログラム」の負担額、事務手数料にもその影響が及んでいます。
この背景には、円安やメモリ高騰などキャリア単体では抗えない市場環境の変化があります。
特にMacやiPadをメインで使い、スマホは連絡手段が中心というライトユーザーにとっては、毎月の維持費が実際の用途に見合わなくなってきているのが現状です。
こうした状況を踏まえ、無理のないスマホ選びの選択肢として以下の3つが挙げられます。
- 現行キャリアでプログラムを継続し、価格の推移を様子見する
- 別途利用料を払ってでも、中古・整備品に切り替えて月額を抑える
- 初めから中古・整備品を買い切り、月々の端末代の縛りをなくす
最新スペックにこだわらなければ、型落ちの中古品を買い切ることで長期的なコストを抑えられます。市場の変化を受け入れつつ、自分のライフスタイルに最適な選択をして、賢くこの高騰時代を乗り切っていきましょう。




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