ときにノートPCとして、ときにタブレットPCとして、状況に応じた使い分けが可能となる2in1PC。
大学の授業でノートを取ったり趣味に活用したりと、特に学生の間では人気の高いパソコンですよね。
とはいえ、2in1PCのことを何も知らずに便利そうと手を出して後悔したという人や、そもそも購入を前に、いろいろ不安要素もあって手が出ずにいるなんて人もいらっしゃるようです。
そこで、本記事では、まず2in1PCとはどんなものなのか簡単に解説しながら、購入するうえでのメリット・デメリットをご紹介していきます。
ぜひ、2in1PCを購入する際にお役立てくださいね。
2in1パソコンとはどんなパソコン?

皆さんは、2in1PCとはどんなパソコンを指すのが創造出来ますか?
まさに文字通り、2つの要素を1つのパソコンで実現させてしまうパソコンを総称して2in1と呼んでいます。
まぁ、簡単に言うと、ときにノートPCとして活用し、ときにタブレットPCとして活用する1台2役のPCが2in1PCですね。
ところで、今の時代に、何故、この様な2in1が誕生したのでしょうか?
一部の人達は、『ノートパソコンのようでタブレットPCのような中途半端な性能のMobile機器でしかなく、購入するかちなど微塵もない』なんて厳しく見ていと耳にします。
それなのに、何故、2in1PCが誕生し、現在、様々なメーカーから販売するようになったのでしょうか…
その大きな理由として考えられるのは、多様性な使い方が出来る点にほかならないと私は考えています。
日常生活において、何かとデジタルが求められるIT社会では、学校の授業をノートに取ったり、趣味のイラストを描いたりするのにタブレットでもPCが重宝されています。
また、一方では、動画編集やプログラミング文書作成など、ビジネスユースやコアな使い方を筆頭にノートPCとして重宝されるシーンも少なくありません。
特に若い学生たちは、イラスト制作やプログラミングに留まらず、様々な分野に挑戦したいと希望に溢れていることでしょう。
しかし、あれもこれも高望みして、無駄に端末を複数台持ち運びながら使っていくには結構負担も大きいですし、そもそもタブレットPCとノートPCを両方購入する金銭的余裕もないという学生は多いはず…
だからこそ、特化した使い方はタブレットPCやノートPCそれぞれに負けるかもしれませんが、オールラウンドに双方の良いところを取りながら、ときにタブレットPCとして、ときにノートPCとしての使い方ができる2in1PCが求められるようになり誕生したのだと思います。
近年、2in1PCにも、キーボード部分が取り外し可能となるセパレートタイプや、ヒンジ(蝶番)が360度回転しタブレットPCへと変形するコンバーチブルタイプの2種類の2in1PCが登場するようになりました。
では、その2種類の2in1PCについてもざっくり説明していきますね。
セパレートタイプの2in1PC

セパレートタイプの2in1PCは、ディスプレイとキーボードが取り外しできるタイプの2in1PCを指します。
例えば、Surfaceのがその代表格と言えるでしょう。
キーボードを取り外しして使えるのですから、タブレットPCとして使用する際に、間違ってキーボードに触れてしまいご操作するなんてこともありませんし、そもそも机に置いて使うときにも、背面がキーボードになることもなく、変に傷つく恐れもありません。
ただし、セパレートタイプは、ディスプレイ部分に全ての機能を盛り込む必要があり、どうしても性能面で見劣りしてしまう傾向がうかがえます。
よりスタイリッシュに必要に応じてキーボードを接続しながら使い分け出来るので便利ではありますが、性能面をどのように見るかで捉え方が大きく変わるかもしれませんね。
コンバーチブルタイプの2in1PC

コンバーチブルタイプの2in1PCは、今の2in1PCの主流ともいうべきタイプで、蝶番が2重構造となっていて、本来180度までしか回転しないキーボードとディスプレイ部の中心が、360度まで回転するようになっています。
そのため、タブレットモードの際には、キーボードを背面に回して一枚のタブレット状に変形させて使うこととなります。
そのため、セパレートタイプとは大きく異なり、ディスプレイとキーボード(本体)が分離されないので、キーボード側にCPUやグラフィック機能など、あらゆる機能を盛り込むことも可能です。
ただ、一方で、キーボードが背面に回るために、
- 机に置いたときに傷ついたり破損してしまわないか
- そもそも端末を持って操作した際にキーボードに指が触れて誤操作を起こさないか
といった不安の声も多いようです。
当然、各メーカーもその様な不安な声があるということも理解しており、いろいろ対策も講じているようです。
まぁ、そういった対策や高性能を盛り込んでユーザーを満足させようとするあまりに、重量が重く価格も高い傾向がうかがえますが、ノートPCとタブレットPCを2台購入することを考えたら、それほど負担にはならないでしょう。
以上が、主な2in1PCですが、セパレート・コンバーチブル共に、1台で2役をこなす臨機応変なMobilePCであることに違いはありません。
もし、タブレットPCとしてもノートPCとしても使いたいけど2台併用は大変とお考えの方は、2in1PCの購入を検討してみるのもいいと思いますよ。
2in1PCとノートPCの違い、2in1だからこその魅力とは?

iPadなどのタブレットPCが続々登場している今のIT社会で、従来のノートPCとも異なる2in1という形態のPCが続々登場し、シェアを拡大しつつあります。
もちろん、現段階では、クラムシェル型(貝のように閉じる一般的なノートPC)のノートPCと比較して、2in1PCへの需要はそこまで高くありませんが、今後、様々な変化がもたらされ、2in1がシェアの中心となる日も訪れるかもしれません。
さて、そんな未来に希望を感じさせる2in1PCですが、一般的なクラムシェル型ノートPCとどの様な違いがあるのでしょうか?
また、2in1だからこその魅力も併せて見ていきましょう。
必要に応じてキーボード入力とペン入力を使い分けられる

みなさんが、2in1PCを求める一番の魅力は、状況に応じて、キーボード入力とペン入力を切り替えられる点にあるのではないかと私は考えています。
例えば、大学の授業や会社での資料作成をする際に、文書だけでいいならばノートPCで文書を書き上げればいいだけですが、当然、文書以外にも図解などを書き込むシーンもあるでしょう。
そんなときに、さっとタブレットモードに切り替えてペン入力することで図をさっと描いてしまうことができれば超便利ですよね。
タブレットPCでは全て手書きになりますし(外付けキーボードを接続すれば話は別ですが…)、Laptop型のノートPCでは、キーボード入力は出来ても手書きに対応できないものも数多く、双方のいいとこ取りが出来る2in1ならではの魅力と言えるでしょう。
拡大縮小もタッチディスプレイだから簡単

クラムシェル型の一般的なノートPCの多くにはタッチディスプレイ機能が搭載しておらず、急に文字を拡大して記事などを読みたいといったシーンでは、2in1のタッチ式ディスプレイでピンチインによる画面拡大させれたら超便利ですよね。
確かに、画面サイズの拡大縮小は、クラムシェル型ノートPCでも設定をいじればカンタに出来ますが、わざわざメニューを開いて拡大縮小をするのは面倒だったりします。
さらに急を要する場合では、少しでも手間暇を避けたいと思うのが心情で、タブレットPCやスマホのように、2つの指でピンチイン・ピンチアウトするだけで、拡大・縮小出来てしまえばどれだけ楽でしょうか。
2in1PCなら、そんなピンチイン・ピンチアウトによる迅速な画面サイズの拡大・縮小が出来てしまうので非常に便利ですよ。
複数人で操作する際にタブレットモードとして使えるので楽

2in1PCはタブレットPCとしても機能を果たすパソコンなので、タブレットモードにして、複数人で画面を見ながら、どの方向からもページをめくるなどの操作が簡単に出来るのは、クラムシェル型と異なる魅力の一つかなと思います。
もちろん、クラムシェル型もページをめくったり文字を拡大・縮小させたりといろいろ操作できますし、中にはタッチディスプレイ機能を持ち合わせたクラムシェル型ノートPCもあるでしょうから、必ずしも複数人で操作不能というわけではありません。
ただし、クラムシェル型のノートPCの場合、どうしてもタブレットモードとしては使うことは出来ず、キーボード部分が背面に回ることがないので、複数人で画面操作する際には何かと不便が生じます。
少なくとも、四方八方から取り囲んで複数人で共同作業していくというのは感覚的に2in1PCと比較したら面倒と言わざるを得ないでしょう。
自分一人でどっしり使うだけならば問題ないかもしれませんが、特に会社内でのプレゼンなどに使うという方なら、その恩恵は十二分に得られるかと思いますよ。
トラックパッドを意識せずに使える

私が2in1PCとしての魅力を感じた大きな要素として上げたいのは、本体に付属するキーボードを背面に回して使用できないようにして、外付けのキーボードを接続させて使うことによって、トラックパッドに間違って触れて誤操作してしまうことを恐れずに使える点にあります。
正直なところ、ノートPCで私が一番ストレスを感じるところは、パームレスト部にトラックパッドが配置されている機種が多く、キータッチする際に、親指の付け根がトラックパッドに触れて誤操作しやすい点にあります。
もちろん、トラックパッドを使えなくする設定にしておけば問題はないのですが、一度だけとはいえ、わざわざ設定するのは面倒ですよね。
それならば、テントモードやスタンドモードに2in1PCを変形させ、トラックパッドがない外付けキーボードを接続すれば、画面との距離を近づけることも出来ますし、トラックパッドに手が触れて誤操作してしまうおそれもなく、非常に快適にキー入力出来ますよ。
以上、ざっくりと、クラムシェル型ノートPCに無い、2in1PCならではの魅力をご紹介しました。
2in1PCだからこその利便性の高さも非常に魅力的ではありますので、今後、PCを買い替える際には選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
2in1PCだからこそ感じるデメリット

ここまで2in1PCならではのメリットをいくつか簡単にご紹介してきましたが、当然、メリットだけではなくデメリットも複数存在しています。
では、いくつかのデメリットも見ていきましょう。
機能が中途半端になりやすく劣化しやすい

先ほども少し触れた話になるのですが、特にセパレートタイプの2in1PCによく見られるのが、性能が中途半端になりやすく劣化も激しいといった点。
そもそも、ディスプレイ部に全ての機能を盛り込んでいるので、どうしてもLaptop型PCと比較すると性能が中途半端になりやすい傾向にあります。
ただ、近年は蝶番が2重構造になっていて360度回転するコンバーチブルタイプも多く登場しているので、本体内部に機能を盛り込むことが可能となり、Laptop型と遜色無い高性能PCとして販売されるケースも少なくありません。
まぁ、コンバーチブルタイプはその分価格が高い傾向にあるので、予算的にどこまで許容できるか次第で、得られ性能も大きく変わっていくと思いますが…
また、コンバーチブルタイプと言えど、蝶番を360度回転させたりすることで、キーボードへの負荷が増しますし、ヒンジ部が劣化して破損してしまうことも十分考えられます。
セパレートタイプだと性能そのものが中途半端で、尖った使い方ができない上に何度もキーボードを取り外すことで劣化のおそれもあり、コンバーチブルタイプだとヒンジ・キーボード部の劣化・破損の可能性も…
もちろん2in1PCだから性能性・耐久性が乏しいというわけではありませんが、どうしても、クラムシェル型と比較してやや不安が生じるところは否めないでしょう。
タブレットモードでキーボードに傷・破損が起きないか問題

先ほどもお話した通り、クラムシェル型ノートPCと比較すると、やはり2in1PCはタブレットモードとノートPCモードを状況に応じて切り替えて使うために、やや壊れやすい傾向にあるのは致し方ありません。
それを踏まえて、特にコンバーチブルタイプのキーボードに関しては、
『タブレットモードとして机において使う場合に、机に接触して破損の恐れがあるのでは?』
と危惧する声もあるようです。
実際に私も2in1PCを使った経験は無いので(そもそもLaptop型ノートPC2台所有(Windows・MacBookそれぞれ1台ずつ)&iPadAir5及びiPadmini6所有しているので、2in1PCを購入する必要性が無いので…)、正直、キーボードが壊れやすいのではと危惧している一人ではあります。
そこで、実際のところはどうなのか、堅牢性の高いTUFシリーズを販売しているASUSオンライストアで確認を取ってみました。
※ASUSのTUFシリーズについては別途記事にしていますので、気になる方は下記リンクからご参照して下さい。
参照記事:ASUSのパソコンは何が違う?今おすすめの理由は?
実際のところ、近年の2in1PCは、ASUS製に限らず、キーボード部がパームレスト部や周囲と比較してやや深く作られているので、基本裏返しにして机に置いたとしてもキーボード部が擦れる事はないとのこと。
もちろん、凸凹した場所に追いた場合は設置してしまうので、キーボードも傷ついてしまうおそれはありますが、基本的な使い方では特に問題ないという話でした。
まぁ、全ての2in1PCが問題ないというわけではないと思いますが、少なからずも堅牢性を謳っているASUSがこの様な回答をしてくれているのであれば、ASUSブランドの2in1PCに関しては、少なからずも安心して購入できそうですね。
なお、繰り返しになりますが、ASUSにかかわらず、近年の2in1パソコンは、タブレットモードで使用する際に、間違ってキーボードを触ってご操作してしまったり、机に置いてキーボードを傷つけてしまったりするのではないかという不安を払拭する対策が多くのPCで施されています。
先ほどお話したキーボード部だけ堀を深くして背面に回っても机に接しないように設計されていたり、タブレットモードではキーボードが一切機能しない設計になっていたりと、非常に信頼できる設計となっています。
なので、それほど強く不安を抱く必要はありませんが、購入後に後悔しないように、少しでも気になる場合は、購入前に、一度サポートセンターなどに確認してみましょうね。
比較的重量が他のPCと比較して重い傾向にある

これは、主にコンバーチブルタイプの2in1PCに見られる話なのですが、ディスプレイにタッチパネルが搭載されたり、蝶番が2重構造になっているなど、Laptop以上に機能性を盛り込んでいるため、比較的重量があるPCが多い傾向にあります。
もちろん、セパレート(キーボードの取り外しが可能なタイプ)など軽量なタイプの2in1PCもありますが、特にコンバーチブルタイプは重い傾向が強く、持ち運びではやや不便といった印象を受けます。
とはいえ、機種によっては、クラムシェル型ノートPCより軽いタイプの機種も存在し、必ずしもコンバーチブルだから重くて持ち運びが不便とは言い切れません。
例えば、2in1コンバーチブルPCの代表としてASUS『Zenbook S 13 Flip OLED』の重量を調べてみたところ1.12kgで、一方、Laptop型ノートPCの代表として、HP『ProBook 4 G1a 14』の重量が約1.4kgと逆にLaptop型の方が思いケースがあると判明。
しかも、その差は約280gと微差でしか無く、大きなデメリットになるのかと言われたら、人によるとしか言えないというのが正直なところでしょうね。
特に非力な女性は気になるところかもしれませんが、多少重量を感じながらも利便性を優先ささせるのも一つの考え方だとは思いますよ。
価格がクラムシェル型と比較してやや割高傾向に…

2in1PCの中でも、特にコンバーチブルタイプの2in1PCは、キーボード部を背面に持ってくるために蝶番を2重構造にして360度回転させる構造にしてみたり、ディスプレイそのものをタッチ式に変更したりと、クラムシェル型以上に機能が充実している傾向がうかがえます。
そのため、一般的にはやや価格が高い傾向にあり、一部では、1万円〜2万円高くなる傾向がうかがえるのですが、1万円〜2万円までなら、割引セールなどで価格が落ちるケースもありますので、賢く購入することで、価格のリスクを回避することも十分可能です。
また、コスパの高い2in1PCも増えてきていますので、そういうPCや少し型落ちしたものを狙ってみるのも良いかもしれません。
ちなみに、何かとCMで放送されているHPの『HP OmniBook X Flip 14-fk』ですが、HP公式Storeで価格を確認してみたところ189,800円で発売されていました。
まぁ、20万円を切る価格だとはいえ、10万円台前半のノートPCも少なくないこの時代では割高に感じますが、CPUがintelCoreUltra5で、メモリも16GB積んでいることも考えれば、十分検討余地のある価格ではないかなとは思います。
今回は高性能かつコスパの良さげなPCを事例に挙げただけなので、もっとコスパ重視のPCもアルでしょうし、色々探してみるのも良いかと思いますよ。
映り込み防止タイプのPCが少ない

私的には、2in1PC最大のデメリットは、映り込み防止タイプのPCが少ないということだと考えています。
実際に私自身、ノングレア(映り込み防止タイプ)の2in1PCは見たことがなく、
『キーボードが傷つきやすくなるのでは?』
という不安に匹敵する程、2in1を購入しない大きな理由となっています。
別にYouTuberでもないので、画面に映り込みしようが構わないのですが、色が見づらく眩しいのは目に優しくないので敬遠しがちなんですよね。
まぁ、映り込み防止対策として、ノングレアタイプのフィルムを貼ることも考慮すれば良いのかもしれませんが、対応するフィルムを探すだけでもひと手間かかりますし、ちょっとデメリットとなるかなというのが正直なところです。
ただ、『フィルムを貼るから問題ないよ!』という方には大した問題ではありませんし、それほど気にならな方なら、特に気にせず購入して問題は無いとともいますよ。
以上、2in1パソコンのデメリットを4つ程挙げてみました。
性能面や耐久性、価格面、映り込みの有無など気になる点は多々ありますが、絶対に看過できないレベルとまでは言い難いところもありますし、デメリットを許容できるのであれば、様々な用途に順応した2in1PCの魅力は多数得られますので、気になる方は購入の検討をしてみてくださいね。
まとめ
今回は、2in1PCとはどういうタイプのパソコンなのか、魅力(メリット)やデメリットをいくつか列挙しつつまとめてみました。
基本、2in1PCは、尖った用途ではなく、ときに文章を書いたりときにイラストを書いたりなど、ノートPCとタブレットPCを状況に応じて使い分けるユーザーには最適なPCです
ただ、一方ではキーボードなどの劣化の心配や性能面が中途半端で価格も高騰しやすいという不安な一面も持ち合わせていて、メリット・デメリットを無視して購入すると後悔してしまう恐れも出てくるでしょう。
本記事では、そんな2in1PCのメリット・デメリットも複数提示しておりますので、是非購入時の参考としてみていただけたら幸いです。


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