『今の時代、世の中はAI無くして語れない』と、本ブログでも度々その声をお届けしていますし、「もう耳にタコができた」という読者も少なくないと思います。
しかし先日、『AIだけでは勝てない』という現場のリアルな声をまとめたニュースを目にしました。また同じようなテーマを発信するのもどうかと思いつつも、やはり現代を生きる上で避けては通れない課題だと私自身、強く感じています。
本記事では、ウェブサイト『ITmedia NEWS』の「AIだけでは勝てない 『実装力』で成果を出す女性起業家たち」という記事を取り上げます。
そこで語られているAIの問題点や、最前線の女性起業家たちが何を問題視し、どのようにAIと関わっているのかを見ていきましょう。
そのうえで、私自身の意見を交えながら、将来的に私たちがAIをどのように扱うべきなのかを考察していきます。
あちこちに出始めたAIに対する否定的な意見・ニュース

先日、同サイトにて『AIの成果物が増えることで、不自然さや違和感を覚える創作物が増えていく』という論文のニュースが取り上げられました。それを受け、当ブログでも『AIにすべてを任せるのはまだまだ危険である』という趣旨の記事を発信したばかりです。
※AIによる不安要素・問題点を論文のニュースと共にまとめた記事については、下記リンクをご参照下さい。
参照記事:AIを導入する上での不安要因
時折致命的なミスをする上に、多くのユーザーが効率化を求めすぎてAIに作業を丸投げしてしまうため、結果として似たりよったりの創作物が増えてしまうという問題点を上手く突いたニュースでした。
私もこれに深く共感し、AIに対する問題提起を続けています。
実際に、私自身も以前から警鐘を鳴らしていた『著作権問題』についても、あちこちで懸念の声が聞こえ始めています。
現時点での私の正直な思いとしては、やはり『AIにすべてを任せるのはリスクが高い行為と言わざるを得ない』ということです。
さて、そんな中、またしてもAIの活用方法について本質を突いた記事を発見しました。それが先述した『ITmedia NEWS』の記事です。
※記事の詳細は下記にリンクを貼っておきますので、気になる方は一読してみてくださいね。
参照(引用)記事:AIだけでは勝てない 「実装力」で成果を出す女性起業家たち
この記事を読み進めていくと、次のような一節があります。
「AI時代のいま、『AIを使い倒せ』『効率化せよ』――そんな号令が飛び交う。しかし現場では、AIを入れたのに成果が出ないという声も多いのではないか。それは、『人と現場』を理解せずにAIを使っているからだ」
きっと、耳が痛いビジネスパーソンも多いことでしょう。
メディアの最先端を行くニュース媒体が、こうした現場のリアルな課題を堂々と発信してくれるのは、読者としても非常に信頼がおけると感じます。
確かに今の時代、何かにつけて効率化を求め、『AIを使い倒せ』と煽るような風潮が垣間見られます。もちろん、AIが劇的に進化していることは誰の目にも明らかですし、それを全否定するつもりは微塵もありません。
ただ、『世界中のあらゆる人がAIに依存し、すべてがAIの仕様に縛られて動くようになってしまうのはどうなのだろうか?』という疑問は残ります。
また、AIが平然と誤情報(ハルシネーション)を組み込んでくるケースも日常茶飯事です。AIで作られたおかしな資料や創作物をそのまま出されれば、顧客が怒るのも当然でしょう。
私自身、AIに社会的な質問を投げかけた際、明らかな矛盾を平然と返されて困惑することが度々ありました。
この経験を踏まえてみても、『AIが言うことだから何でも正しい』という思考は、やはり危険だと言わざるを得ません。
ここで、改めて今回取り上げた記事を読んでいくと、実に興味深い情報が載っていました。
記事では、2026年4月28日に東京ビッグサイトで開催されたイベント『SusHi Tech Tokyo 2026』のトークセッション「スタートアップを育む 現場から教育まで変えるテック最前線」の様子がレポートされています。
このセッションの中で、特に興味深い発言をされていたのが、ビジネス英語学習企業「株式会社エヌイーアイジャパン」のCEOを務めるフリス・マイヤーさんです。
彼女の経歴を調べてみると、アラスカ出身でワシントン大学大学院の修士号を持つだけでなく、日本(神戸女学院高校)への留学経験や、栃木県で益子焼の修業を1年間経験するなど、実にユニークな背景を持っています。
そんな彼女が、世界4,000人以上の登録者を抱えるビジネス向け英語学習プログラムを展開しているというのですから驚きです。
そのフリス・マイヤーさんが、実際の事業を通じて、次のような非常にリアルなデータを明かしていました。
- AI単独の学習プログラムでは、完走率はわずか4%に留まる
- AIと人がハイブリッド形態でレッスンした場合、継続率は大きく向上する
これには驚きを隠せませんでした。
一見、AIに任せれば効率的に学習が進むと思われがちですが、実際にはAIだけだと4%しか完走できないのです。
やはり、人間の温かみや伴走者がいないと、モチベーションを維持して結果に繋げるのは難しいのでしょう。
結果として、記事に登壇した女性起業家たちの結論は、『生成AI単体ではダメ。現場を熟知する人が、温かみを持って生成AIとタッグを組んでこそ価値が生まれる』というものでした。
私自身も『人と融合してこそ意味がある』と考えていたため、最前線で活躍する方々と意見が一致し、我が意を得たりという心境です。
結局AIは駄目なの?AIの長所・短所を理解しよう!

こうしてAIの弱点をお話しすると、「やっぱりAIはダメなんだ」と極端な批判に走る方がいますが、断じてそういうわけではありません。
つい先ほども、私はGoogleのAIを通じて「ブログでAI画像生成を使う際のアドバイス」を質問してみたのですが、得意分野における回答の速さと的確さには本当に感心させられましたし、すごく勉強になりました。
ただ一方で、AIが苦手とする「哲学的思考」や「社会的通念」、あるいは文脈の文脈を読むような領域については、鵜呑みにせず少し疑って見たほうが良いのも事実です。
AIはあくまで高度な計算機であり、人間の温もりや感情までをトレースして意見を提示しているわけではありません。
セッションに登壇した起業家たちも、まさにこの点を指摘していました。
AIの機械的な強み(スピードや膨大なデータ処理)はそのまま活かし、温かみのある人間的な側面は私たちが補填する。
この両者が美しく融合して初めて本当の価値が生まれる時代が、もう目の前まで来ているのだと思います。
AI社会に求められるものとは?

ここまでのお話を踏まえて、私たちはAI社会においてどんなことを求められていくのでしょうか?
その答えは、今回取り上げた記事の結末でも述べられている『温かなグランドデザインを描くこと』に集約されていると思います。
ここで言うグランドデザインとは、『顧客が本当に求めているものは何か』を体感し、実現していくための根本的な設計図のことだと私は捉えています。
どんな事業であれ、すべては『サービス』であり、顧客の望みを叶えてこそ価値が生まれるわけで、ただAIで作業を効率化しただけでは、人の心は動かせません。
未来には、人間の心をも完璧にシミュレートするAIが登場するかもしれませんが、現時点において重要なのはコラボレーションです。
顧客を想う人間の「心」と、それを迅速に形にするAIの「技術」の双方が手を取り合うことで、これからのAI社会は形成されていくのではないでしょうか。
AIを使うことで効率化を図ることも大事ですが、せっかくAIを活用するのであれば、ただ効率化を図って終わりではなく、顧客の心を掴無用な温かみのあるサービスとして充実させていくようにしていきましょう。
まとめ
今回は、ITニュースをもとに『AIだけに任せるのはなぜダメなのか』を考え、
- なぜ、AIだけではダメなのか?
- AIそのものがダメなのではなく、『AI任せ』にするのがダメという視点
- これからのAI社会において、私たち人間に求められるもの
以上の3つのテーマについて、私なりの意見を交えてまとめさせていただきました。
AIが私たちの仕事を効率化し、人間には不可能なスピードで作業をこなしてくれる画期的なツールであることは間違いありません。
しかし、だからこそ私たちは、AIに足りない「心」の部分をうまく補いながら、良い意味でAIをコントロールしていく必要があります。
ぜひ、AIの長所と短所をしっかり見極めながら、上手く活用して充実したITライフを満喫していきましょう!




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