いま巷では、chatGPTを始め、様々なAIツールが脚光を浴び、『全ての仕事はAIで賄っていけば良い!』なんて声もちらほら耳にするほどAIブーム到来していますよね。
しかし、一方で『AIを導入することが全ての正義なのか?』という声を挙げる人も一定数いるようで、私も、『正直、AIにすべてを委ねるのはまだ危険では?』と考えている派閥の一人ではあります。
その影響なのか、IT関連NEWSを取り扱うウェブサイト『ITMediaNEWS』では、某非営利団体が『AIの普及がネット空間に与える影響を検証』という論文を提出しているという旨のニュースも報じているほど、まだまだ手放しでAIを受け入れるには時期尚早という感が拭えません。
本記事では、ITMediaNEWSが報じた非営利団体によるAIの普及がネット空間に与える影響を検証という論文を提示したといいうニュースを受けつつ、AIを導入するうえでの不安要因を掘り下げてみていきます。
確かに認めざるを得ないAIの実力・成長率

皆さんはAIツールを使われていらっしゃいますか?
最早、あらゆる媒体でAIが導入されていくほど、AIは私たちの暮らしに密接に絡んでいますよね。
実際に、私が趣味としているイラストに於いて見てみても、一部のユーザーがAIに漫画を描かせて生計を得ているなんて話も耳にするほど、AIを耳にしない日はありません。
まだ、AIが登場し始めた頃は、『所詮はAI…』と馬鹿にしていた時期もありましたが、今の時代のAI技術はクオリティが非常に高く、一部のイラストレーターやデザイナーが廃業に追われるなんて話もあるようです。
確かに私自身、フリーライターとして活動していますが、一時期の頃を考えると圧倒的に仕事量が減ってしまってますし、AIに仕事を奪われるという話も決して大げさな話ではないのかもしれません。
もちろん、以前、当ブログでお話しした通り、AIが完全に仕事を奪っていくということは無いと思っていますが、AIに仕事を任せたくなる程その実力は高まってきているというのも一つの事実として認めざるを得ないでしょうね。
あくまで、現時点では効率性・コスパという意味合いで人間を上回っているAIですが、今後、さらなる進化を見せていくことを考えると、人間もうかうかはしてられないと思う今日このごろです。
AIがもたらす影響・不自然さ

AI技術が凄まじく進化し、巷でAIというワードを耳にしない日は無いほどあらゆるシーンで実力を発揮しているのは紛れもない事実です。
しかし、全てをAIに任せることで、似たような物が氾濫してしまい、オリジナリティが無くなるだけでなく、不自然・違和感だらけな世の中になってしまうおそれも十分あるような気がしてなりません。
事実、先日、ITMediaNEWSでも報じられたように、
- 英インペリアル・カレッジ・ロンドン
- 米国の非営利団体Internet Archive
- 米スタンフォード大学に所属する研究者
などが
『インターネット上にあるAI生成テキストの割合と、それがもたらす影響』
をまとめた論文を発表されています。
※ITMediaNEWSの参照記事のリンクを貼っておきますので、気になる方は一読してみてくださいね。
参照記事:“ChatGPT以後”に公開のWebサイト、35%がAI生成に? 米スタンフォード大などが調査 広まる「不自然に明るい文章」
決して、私を始めとする個人の見解ではなく、論文として、
AIにすべてを任せて資料を作成させてしまうことによって、オリジナリティが失われどれも似たりよったりな資料になりかねないと危惧する旨
を発信されているのを見ても分かる通り、全てをAI任せにすることで不自然や違和感といった悪影響が出てしまうと考えて良いと思いますよ。
確かに、どこを見渡しても似たりよったりの文章・資料しか出てこなければ、それを見せられている立場としては理解は出来ても心は引かれないでしょうし、最悪、ビジネスシーンで契約不成立なんて悲劇も起きかねません。
もちろん、全ては可能性の話でしかありませんが、それでもAIに全てを任せてしまうことで悪影響が出てしまう可能性もあれば、不自然・違和感を覚え気持ち悪いと感じてしまうことも出てくるでしょう。
そう言えば、今回ITMediaNEWSで取り上げられた論文では、AIで書かれた文章(あるいはAIの支援を受けた文章)か、人間が書いた文章なのかは判断がつきやすく、今の時代に手掛けられた新しいサイトに書かれた文章の内、約35%もAI任せな文章であることも判明したとも報じられています。
確かに、35%もAIによる文書が出回っていれば、何かしら不自然・違和感を覚えたとしても決しておかしくありませんよね。
決して、AIのすべてが駄目と言うつもりは毛頭ありませんが、何でもAI任せにしてしまうと不自然さが増すだけで悪影響を生みかねないわけですから、やはり適度に人が携わっていくということも大事なことだと、痛感させられた次第です。
AI導入の難しさ、複雑化する現状

AIを導入することで、単純に不明な点をネット検索のごとく教えてくれるにとどまらず、文章のおかしなところを修正してくれたり、ラフスケッチをきれいに仕上げてくれたりと、効率的に完成度の高い資料や作品も創り上げてくれるので、非常に重宝するのは間違いありません。
しかし、何でもかんでもAI任せにしてしまうと、似たりよったりな資料や作品が出来上がってしまうおそれもあり、最悪、ビジネスシーンで契約を取ることができないどころか、著作権侵害で訴えられるなんてこともありえるかもしれません。
しかも、商用利用するなら、このプラン以上の契約が必要といった縛りも存在し、どのAIサービスを契約して良いかもわかりづらく、非常に複雑で難解…
私も、CanvaAI(無料版)を使ってAI画像生成を試してみるものの、思うような画像生成が出来ずに有料版を試そうにもどこまで出来るのかまだ把握しきれず困惑している最中です。
やはり、他と似たりよったりになってしまっては誰も見向きしてくれなくなりますし、そもそも著作権問題で訴えられては元も子もありませんから、どうしても慎重になってしまわざるを得ないのです。
確かにAIの実力は最近目まぐるしく、今後もその傾向は如実に見られると思いますが、その分、氾濫しすぎて複雑なプランが続々登場してどんなサービスが満足行くサービスを提供してくれるのか判断が難しくなっていくので、そこの部分をより明確にしていくことが今後の課題なのかと思います。
ぜひ、画像生成AIならこのAIサービス、文書作成で論文テイストの格好いい文章を作るならこのAIサービスといったように、AIサービスそれぞれの特徴・魅力・個性をわかりやすく明瞭化していってほしいものです。
そのうえで、AIサービスを活用するユーザーたちが、
『自分はこのAIサービスを利用することで、オリジナリティ溢れる資料・作品を作って発信することが出来る…』
と満足してAIサービスを活用できる時代にシフトチェンジできるように進化してくれることを、今後のAIに期待している次第です。
結局、AIって導入したほうが良いの?導入しないほうが良いの?

さて、ここまで、AIがもたらした実力や不安要素を私なりの意見も交えながらご紹介してきましたが、結局のところ、
『AIを導入したほうが良いのか、それとも、導入しないほうが良いのか、現時点ではどっちなのだろう?』
と困惑している読者も少なくないと思います。
私自身、正直、AIを勉強しながら導入したほうが良いような気はしているものの、複雑すぎるAIサービスに面食らって二の足を踏んでいるくらいですから、その気持ちよくわかります。
そこで、『結局、どうするべきなのか?』という問いに対する私なりの答えを提示して本記事を締めくくりたいと思います。
ズバリ、現段階では、
『テストとして導入すべき!』
というのが私の今の結論です。
こんな答えではどっちつかずとお叱りを受けるかと思いますが、正直、どっちつかずになって当然です。
AIが人間以上に効率的に仕事をこなしているのは紛れもない事実ですし、それによって大幅なコストカットをもたらした実績も積み上げています。
各企業が社員を解雇してAIを導入したいと考える気持ちもよくわかります。
ただ、その一方で、全てをAI任せにしてしまうと、同じテイストのものばかり出来上がるため、全てが早いもの競争となってしまい、結果として、
- 著作権問題に引っかかりやすくなる。
- 既出したものという印象を与え、相手の心に響かなくなる。
- オリジナリティを出せずに他の作品・資料の中に埋もれてしまう。
などの不安要素に加え、指示の出し方を少しでも間違えると思った結果が得られないという致命的な欠陥もまだ若干見られるので、完全にAIの力を鵜呑みにして導入するのは極めて危険です。
論文でも、不自然・違和感という言葉を使いながら、同じ様な物が溢れていくと危惧していましたし、今のままではAI導入するのは難しそうというのが正直なところでしょうね。
もちろん、これは現段階での話で、今後AIはどんどん進化していくことに違いはありません。
致命的なミスも減り、さらに効率化も図られていくことでしょう。
そのことと、決して人間の個性をAIが飛び越えることはないという私なりの考えを併せて、これからAIを導入するうえで必要な事は、テストとして活用しながら、AIを上手く取り入れ融合していくことなのかなと思うわけです。
※AIが人間を完全に凌駕して全ての仕事を奪うことはない理由など、別途記事にまとめていますので、気になる方は下記リンクも一読してみてね。
参照記事:AIが全てを奪うって本当ですか?人間だって必要だと思う理由
やはり、
『AIにはAIの良さがあり、人間には人間の良さがある。』
その良さを融合させることが、今後のAI時代に必要な考え方なのかなと強く思っています。
まだまだAIのことはわからないことも多いですが、少しずつ良い意味でAIを取り入れながら、私たちの未来社会をより良いものに進化させていきたいものですね。
まとめ
今回は、ITMediaNEWSで先日報じられた、AIに関するとある論文に関するニュースを受けつつ、私なりの意見も交えて、AIの目まぐるしい進化やまだまだ拭えない不安要素、そして、今導入すべきかどうかといった話をまとめさせていただきました。
確かにAIの進化は目まぐるしく、効率化においては人間を凌駕するものもあると思っています。
しかし、ありきたりなものとして完成させてしまうことで不自然・違和感を覚えてしまったり、一部で致命的なミスをそのまま提示するなんてこともまだ多く、下手に氾濫した無数にあるAIサービスのことを考えると、安易に導入すうるのは考えどころです。
とはいえ、今後目まぐるしく進化していくことも間違いないでしょうし、私たち自身、上手くAIと融合してより良い未来にしていくことが今後の課題として求められていくのでしょうね。
これは、私にも言えることですが、少しずつで良いので、みなさんもAIのことを理解し、上手く活用することで新たな景色を眺望するきっかけにしていただければ幸いです。



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