GoogleCloudが発表した『TPU8t』・『TPU8i』の概要や今後の未来予測をざっくり考察

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先日、当ブログでもGoogleとintelがAIインフラの提携を強化させAIインフラの処理に特化したNPUという第4のチップセットを一般向けに普及させようとしているというようなニュースを取り扱いましたが、何やらGoogleの動きは更に活発化している模様…

なんとGoogleの1グループでもあるGoogleCloudがGeminiをサポートするようなAI学習用の新チップセット『TPU8t』と推論向けの『TPU8i』を発表したとニュースで報じられたのです。

このニュースはヤフーニュースなどでも取り上げられ何かと脚光を浴びているようですが、そもそもAI学習要・AI推論要チップセットとはどんなものなのでしょうか?

本記事では、GoogleCloudが発表したAI用新チップセット『TPU8t』と『TPU8i』がどういうものなのか、報じられたニュースを受けつつ簡単にまとめていきます。

GoogleCloudが新チップセット発表!

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先日、AIインフラによる業務提携を強化したと報じられ注目を浴びているGoogleとintel

その片一方のGoogleの1グループである『GoogleCloud』が、何と、AIを下支えするような新チップセット『TPU8t』と『TPU8i』を発表したとニュースで報じられ、今、ネット上で一つの盛り上がりを見せているようです。

このニュースを報じているBloombergによると、何やら、AI開発のための学習用チップ『TPU8t』と開発後に展開するAIサービスの推論に特化した『TPU8i』を同時に発表することで、これまで7割〜9割をNVIDIAが独占していたAI市場に割り込みを入れようとしているとのこと。

今回参照したBloombergのニュース記事リンクを貼っておきますので気になる方はそちらの引用記事をご確認下さい。

引用記事元URLhttps://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-04-22/TDWH0NKIP3KV00#gsc.tab=0

GoogleとしてもintelとAIインフラのための提携を強化したところですし、かなり強気に攻勢をかけている印象がうかがえますね。

確かに、AI専用のチップセットを続々登場させて消費電力やレスポンス(応答速度)の速さ向上につながれば、AIチップ界隈を独占していたNVIDIAに割って入ることも十分実現可能だとお思いますし、AIを上手く活用することで私たちの暮らしをもっと便利に進化させてくれるかもしれませんね。

あくまで、Google(GoogleCloud)の攻勢はAI市場を繁栄させる一つのきっかけに過ぎませんが、そのきっかけによって未来は大きく変わると思いますし、どのように未来を明るく変えてくれるのか、今後のGoogle及びGoogleCloudの動向に注目していきたいものです。

NVIDIAがAI市場を独占ってどういうこと?

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今回のニュースを見て私が真っ先に首をかしげたくなったことは、

『これまでのAI市場をNVIDIAがほぼ独占していたってどういうこと?』

という疑問についてです。

私のブログでも以前少し触れたことがあったたとは思いますが、NVIDIAといえば、アメリカを拠点に置き、グラフィック専門のチップセット『GPU』を世に展開した世界最大級の半導体メーカーです。

なので、

『AIとは何の関係もないんじゃないの?』

と思ってしまうわけです。

しかし、色々調べてみると、実はAIの処理はGPUを使ってやらせていたことが多く、それ故に、NVIDIAが市場をほぼ独占していたというのです。

確かに、そう言われたらなるほどとは思いますが、そもそもAI部門のチップセットってNPUがあったんじゃないの?と私は思わず首をかしげてしまいました。

そこで、改めて調べてみると、そもそも論で、NPUもNVIDIAが提供し、GPU上でもAI学習やビットコインなどの採掘処理(マイニング)に使われていることが判明。

だからNVIDIAがAI市場をほぼ独占していたというわけですね。

ただ、NPUはともかく、GPUは基本的にグラフィック専門のチップセットでAIに対する機能性はざっくりいったらおまけ程度のものでしかありません。

あくまでNVIDIAにしか提供できていなかったAI市場だからこそ、世間はAIを開発させていくためにGPUに依存していたといことみたいですね。

まぁ、NVIDIAにしかないものを使わない限りAI開発出来ないとなれば依存するのも致し方ないでしょう。

ちなみにGPUが担当できていたのは、AI開発で提供されたサービスのレスポンスを高める論理的思考に至る処理性能で、AI学習そのものはNPUが担当しているとのこと。

いずれにしてもNVIDIAがAI開発における学習や論理(レスポンスなど…)をほぼ独占しているということが改めてわかり、そこに割って入ろうとGoogleCloud社が発表したチップセットがTPU8tとTPU8iだということ…

ここにきて、なんとなく話がつながってきましたね。

とはいえ、読者の皆さんはあまり難しく考えないで大丈夫です。

なんなら私自身、AIのことを完全に把握しているわけじゃありませんし、難しく考えすぎると頭痛くなってきますので、ざっくり、こういうことなんだなぁと頭の片隅に入れる程度にしておきましょう。

さて、話を戻しますが、今回のニュースは、単にGoogleCloudがNVIDIAの持っている独占市場を奪いにいったというニュースではありません。

GoogleCloud(Google)がAI市場に割って入ることで、新たな競争が生まれます。

そして、その競争によって、切磋琢磨し合うNVIDIAやGoogleCloud(またはGoogle)が新たなハードウェアやコンテンツを展開させ、世の中が便利かつ活性化させていくことにつながれば、私たちの暮らしはどんどん便利で豊かなものになっていくことでしょう。

その未来を、私は期待しています。

具体的にTPU8t・TPU8iはどういう代物?

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GoogleCloudはAI市場に殴り込みを書けるかのように新たなチップセットを発表させましたが、これは単に殴り込みをかけるためだけの代物ではありません。

TPU8tは、AI開発をしていくうえで重要な学習能力に特化したチップセットで、TPU8iは、そのAI開発において誕生したソフトウエアやコンテンツに対する処理速度(レスポンス)の速さをもたらす論理的思考を担当するチップセット…

ここまでの話をざっくりまとめるとこんな感じになります。

ただ、学習・論理だけで終わりというわけではありません

そもそも、GoogleCloudがなぜこの様なチップセットを開発したのかというと、そこにはAI市場が頭を抱える切実な悩みがあったからだと言われています。

それは、たった数分の音声検索処理を施すだけでも消費電力が非常に高くなり、データセンターを2倍にしなければいけなくなるほどのコストが掛かったなんて話もでほど甚大なものだったとか…

そんなにコストが発生してしまえば、AI開発どころではありませんよね。

そこで、GoogleCloudは、メモリから一度データを読み込んだら、それをバケツリレイの容量で、各部門に引き渡しつつ、処理を加えてまた引き継いでいく方式の処理を施すチップセットを独自に開発…

それが、TPU8t(AI学習)とTPU8i(論理)というAIの計算に特化した新チップセットというわけ。

TPU8t(AI学習)とTPU8i(論理)を独自に開発したことで、GoogleCloud社はAI開発における消費電力を大幅に引き下げることに成功しているようですね。

とはいえ、これらはAI専門のチップセットなので、他の処理においてはCPUなりGPUなり別のチップセットに担当してもらうことになるでしょう。

まぁ、そもそもの話が、AIの処理で甚大な負荷がかかっていたことを問題としていたわけですから、それを緩和する専用チップセットが誕生したのであれば、問題は一気に解決していくことでしょうね。

近年、AIの需要が高まることで起きている半導体不足問題も、今回の新チップセット発表ニュースをきっかけに、大きく解決の方向に向かうかもしれませんし、ぜひ、そんな未来が訪れることを期待したいものですね。

GoogleCloudの新チップセット発表がもたらす未来

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先ほど、GoogleCloudが今回発表したチップセットTPU8t・TPU8iのニュースをきっかけに新たなハードウェアやコンテンツが登場して未来が豊かになっていくかもしれないとお話しました。

どの分野においても、新たなライバル企業が登場し切磋琢磨し合うことで、様々なサービス形態が誕生して世の中は豊かになっていくことは、これまでの歴史を見たら歴然です。

かつてはライト兄弟が初飛行を成し遂げた飛行機においても、特許を巡って争いが激化していきライト兄弟は栄光を手にしたままではいられなかったと聞きます。

しかし、今の時代、飛行機が存在していないというわけではなく、いろんな企業が空の航行を賄い、多くの人達を飛行機に乗せて運んでいますよね。

良くも悪くも競争していくことによって、お互いがより良いサービスを生み出し世に提供していくというのは一般的な流れであることに違いなく、今回のGoogleCloudの発表は間違いなく、今後のAI市場を大きく変えていくきっかけとなるでしょう。

例えば、医療業界などにおいても、これまで特定することすら困難だった難病を、AIの導入によって問診データから紐解いて病名や治療法を特定することに繋がるかもしれませんし、コンピュータ業界だけに留まらず、きっと、様々な分野で多くの人達の人生・命を支えてくれると思いますよ。

もちろん、大げさな話と言われたらそれまでですし、現時点では、まだGoogleCloudがAI専用の新チップセット『TPU8t』と『TPU8i』を発表したに過ぎません。

これから未来に向けてどんな進化を見せていくのかは、今後の動向次第によりますが、せっかく登場したのであれば大いに期待したいものです。

GoogleCloudがAI市場にきっかけを与えた今回の一件が、私たちの未来に対して希望が持てるような豊かなものへと進化していくことを心の底から願っています。

まとめ

今回は、アルファベット社の傘下でもあるGoogleCloud社がAI専用の新チップセット『TPU8t』と『TPU8i』を発表したニュースについて掘り下げ、

  • これらのチップセットはどういうものなのか?
  • 『TPU8t』と『TPU8i』が登場したことで未来はどうなる?

といった疑問に対する私なりの考えを交えてまとめさせていただきました。

GoogleCloud社は、ただAI業界に殴り込みを仕掛けようとしただけではなく、AI開発にかかる消費電力の高さを改善させるために独自にAI専門の新チップセットを開発しました。

これによって、確実にNVIDIAとの競争が激化し、AI業界においてのさらなる進化をもたらすきっかけとなることでしょう。

果たして、今回の一件によってAI業界がどのように進化していくのか、今後の動向に注目していきたいところですね。

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