近年、特にiPadの性能の一つとしてリフレッシュレート〇〇Hzといった文言を耳にすること有りませんか?
特にyoutubeなどでiPadなどの解説をされているYouTuberさんたちがリフレッシュレートの話もされていたりするので、少しでも興味がある人は一度くらい耳にしたことがあるはずです。
ただ、言葉自体は耳にするものの、この『リフレッシュレート』が何者なのかわからず、
『それって、iPadで作業する上で何か関係あるの?』
と首をかしげる人も少なくないでしょう。
そこで、本記事では、iPadの性能の一つでもあるリフレッシュレートについて簡単にご紹介しながら、どういったユーザーにおすすめなのか解説していきます。
ぜひ、iPadの購入をご検討の際の参考にしてみてくださいね。
リフレッシュレートとは?

iPadのディスプレイ性能をカタログで確認した際などによく目にするリフレッシュレート。
このリフレッシュレートは別名『垂直走査周波数』と言い、水平方向に左端から右端へと走行する走査線を1秒間でどれだけ走らせるか指し示した数値(〇〇Hzで表示)を表したものです。
画像を表示させるだけでいいなら、画素に光を当てることによって表示させることができますが、それでは、一枚の絵を表示させることしかできませんよね。
そこで、走査線という左上端部から水平方向へ光を走行させ、右端に到達すると一段下がってまた同じ処理を繰り返すことで、別の画像へと描写を切り替え、パラパラ漫画の要領で映像化を実現しているのです。
※画像描写(ディスプレイ・グラフィックボード)の仕組みについては、別記事でも簡単にご紹介していますので、気になる方は下記記事も一読くださいね。
さて、話を戻します。
画像を切替えて表示するために機能する走査線を、1秒間でどれだけ走らせるか指し示した数値である『垂直走査周波数(リフレッシュレート)』。
このリフレッシュレートは、一般的に30Hz〜60Hzが主流とされている印象を強く受けます。
もちろん90hzや120Hz、はたまた144Hzといったディスプレイも存在しますが、価格としてリフレッシュレートが高いものほど高性能故に高価とされていて、コスパ重視のユーザーからは敬遠されがち…
というのも、画像を切り替える際には、もう一つ『フレームレート』という機能が作用し、リフレッシュレートが高いだけでは、その性能を体感できないのです。
ちなみにフレームレートというのは、一秒間に何枚の画像を表示できるかを指し示したもので、〇〇FPSとカタログなどではよく表示されています。
実際に画像そのものを切り替える機能は走査線であり、1秒間にどれっだけ切り替えられるかを示したものが『垂直走査周波数(リフレッシュレート)』であることに違いはないのですが、そもそも、切り替える描画枚数がなければ切り替えようがないという話なんです。
つまり、切り替える機能に合わせて、切り替える描画枚数(フレームレート)が揃って初めてよりスムーズな描画切り替えができているというわけ。
今の時代でこそ、120FPS以上のディスプレイなんて珍しくなくなって来ましたが、それでもゲーマーなど高画質にこだわりを持たないユーザーにはオーバースペックとなるでしょう。
一般的な使用目的(文書作成、ブログ・SNS、コンテンツ消費など…)といった用途では、リフレッシュレート60Hzもあれば十分事足ります。
まぁ、あまり難しくは考えずに、『垂直走査周波数(リフレッシュレート)』とはこういうもので、フレームレートとともに数値が高いもの程、画像の切り替えがスムーズである程度に理解しておくと良いかと思いますよ。
リフレッシュレートの何がiPadに関係しているの?

先程、リフレッシュレートとは何者なのかを改めて解説いたしましたが、話の本筋はここからです。
では、
【一体、リフレッシュレートの何がiPadに関係しているのか?】
といった話をしていきたいと思います。
まず、結論から言って、表示速度とApplePencilの描き心地にリフレッシュレートが影響をもたらしています。
冒頭からお伝えしている通り、リフレッシュレートは、日本語で言うと『垂直走査周波数』と言います。
繰り返しになってしまいますが、ディスプレイ表示において、走査線という水平方向(左から右、上から下という順に)走らせる電気信号を、1秒間にどれだけ流して映像を切り替えるのか、その早さを〇〇Hzという単位で表したものが、リフレッシュレート『垂直走査周波数』です。
まぁ、あまり難しく考えず、1秒間にどれだけ画像を切り替えられるか示した数値とざっくり捉えればいいでしょう。
それで、iPadの何に影響をもたらすのか具体的な事例を挙げると、次のようなシーンで影響をもたらします。
- 文書作成の際に文字の表示の快適さに影響
- ウェブサイトなどをスクロール表示させた際の画面表示の滑らかさに影響
- ApplePencilによる描画表示速度の滑らかさ・快適さに影響
なお、上の2つの事例は画面の表示速度に直結した話で、ApplePencilにおいてはペンでの描写速度の話になりますが、いずれにしても表示する上での快適さに影響をもたらしているとイメージして下さい。
さて、いま事例を挙げたように、iPadで表示・描写する上で影響をもたらすリフレッシュレートですが、それはこだわり強く捉えた場合の話で、あまり深く考えなければ気になるような影響とは言えません。
もちろん、仕事でバリバリ使い倒すようなヘビーユーザーには若干の影響でも気になってしまうかもしれませんし、全く影響が無いと言えば嘘になりますが、高画質ゲームや高負荷がかかる動画編集を除いた一般用途では、それほど気にならないというのが、私なりの印象です。
ちなみに、下の動画は私が所有するiPadAir5で落書きしたタイムラプスですが、リフレッシュレートが60Hzで、iPadProの最新モデルは最大120Hz(可変)の半分しかないにも関わらず、この滑らかさで描画できちゃっていますよ。
※あくまで、ApplePencilの描画速度を示すため、適当に落書きしたものなので、絵のクオリティは高く有りませんがご容赦下さい。m(_ _)m
なお、iPadProに関しては所有していないので比較映像はお見せできませんが、きっと、こだわりがなければ、リフレッシュレート60Hzでも十分事足りるとご理解いただけたことでしょう。
リフレッシュレートの高さでiPad購入機種を選ぶべき?

最後に、リフレッシュレート一つでiPadの購入機種を選択すべきかどうかについて、私の主観で結論を申させていただくと、よほどこだわる方でない限りその必要はありません。
先程も、私のiPadAir5で描画したイラスト(タイムラプス映像)をお見せしましたが、このレベルでストレスを感じる方以外はリフレッシュレート60Hzで十分です。
わざわざ、リフレッシュレートの高さだけで高額のiPadProを選択する必要性は有りません。
そんなことをするくらいならば、13インチのiPadAirを購入するなど別のところに費用をかけたほうが賢明かと思いますよ。
ちなみに、iPadmini6で何かと物議を生んだゼリースクロール現象ですが、これもリフレッシュレートが関係している現象です。
素早く画像をスクロールした際に、画像の更新が追いつかず若干ゼリーのように揺れて表示される現象をゼリースクロール現象と言いますが、実際のところ、高速にスクロールした際にやや揺れているように見えることがある程度で、それほど気になる話ではありません。
そもそも、すでにiPadmini7が発売され、その問題もやや改善されているという話を耳にしますし、あまり気にするような話ではないのかなと思いますよ。
iPadAir5・mini6とM5iPadProとのリフレッシュレート・フレームレートを比較

最後に、カタログベースではありますが、iPadAir5及びiPadmini6とM5iPadProのリフレッシュレート及びフレームレートを比較していきますね。
まず、それぞれのリフレッシュレート及びフレームレートは、
- iPadAir5:リフレッシュレート=最大60Hz、フレームレート=最大60FPS
- iPadmini6:リフレッシュレート=最大60Hz、フレームレート=最大60FPS
- M5iPadPro:リフレッシュレート=最大120Hz、フレームレート=最大120FPS
です。
確かに数値上ではM5iPadProは、iPadAir5とiPadmini6の2倍のリフレッシュレート・フレームレートですが、だからといって極端に差が出ているという話は耳にしません。
先程からお話していますが、iPadAir5もiPadmini6も普段遣いなら十分ストレス無く使えます。
ただ、高画質のゲームや、高負荷な動画編集を頻繁に扱う場合は、少しでも高負荷に耐えられるM5iPadProの方が快適に作業もできるのでおすすめです。
あくまで一般的な使用目的ならリフレッシュレート60hz・フレームレート60FPSで十分ですし、高画質ゲーム&高負荷動画編集中心の使用目的ならM5iPadProの購入を検討してみると良いよねというふうに捉えておいてくださいね。
まとめ
今回は、リフレッシュレートとはどういうものか改めておさらいした上で、iPadにどの様な影響をもたらすのか、また、iPad購入時にどの様な捉え方をすれば良いのか簡単にご紹介させていただきました。
リフレッシュレートは1秒間にどれだけ画像表示を切り替えられるか指し示した数値であり、1秒間に表示できる描画枚数を指し示したフレームレートとともにiPadので画像を表示切り替えさせる上で滑らかに表示させる非常に重要な機能です。
また、ApplePencilの描き心地やiPadmini6のゼリースクロール現象にも影響をもたらし、高負荷な処理を求めるユーザーは、リフレッシュレート120HzのiPadPro一択となるでしょう。
ただ、一般用途ではそれほど気になることはなく、こだわりがない方はリフレッシュレート60HzのiPadAirやiPadminiでも十分事足りるので、皆さんの状況に応じて購入するiPadを選択してみてくださいね。




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