皆さんは、『PCにインストールされているOSは?』と聞かれたら、真っ先にどんなOSを思い浮かべるでしょうか?
おそらく、WindowsかMacOSのいずれかを思い浮かべることと思いますが、実は、その他にもLinuxという第3のOSが存在しています。
しかも、殆ど知られることのないマニアックなOSというわけではなく、PC界隈ではそれなりに認知度も高いOSとしてシェアを獲得しています。
では、このLinuxとはどんなOSなのでしょうか?
本記事では第3のOSと位置づけてLinuxとはどの様なOSなのかざっくり解説していきます。
ぜひ、『OSはWindowsとMacOSだけじゃないんだよ!』と知る一つのきっかけにしていただければ幸いです。
生活に密着したOS(オペレーティングシステム)とは?

日々私たちは、WindowsやらMacOSやらといったOS(オペレーティングシステム)を使い、文書作成やら映像作成、コンテンツ消費などなど、様々なシーンにおいてパソコンを使った作業をしていることと思います。
まぁ、作業というと堅苦しいですが、今流行りのSteamというサービスを使ったPCゲームなども含めれば、そのシーンは遊びから仕事まで多種多様…
スマホに関しては、AndroidというOSが使われているケースも少なくなく、私たちの生活を大きく支えてくれていることに、我々は、感謝してもし足りないくらいかもしれませんね。
さて、そんな私たちの人生にも密接に関わっているOSですが、実はこれ、MicrosoftOfficeやAdobePhotoshopのような一種のアプリケーション(ソフトウェア)に過ぎません。
確かに、OSを使って何かを直接作業するのかと聞かれたらそういうわけではありませんが、私たちがパソコンを使って視覚的に作業できるように稼働してくれている超重要なソフトウェアがこのOS(オペレーティングシステム)なのです。
では、もう少し掘り下げてお話していきましょう。
そもそも、このOSは、CPUやグラフィックボード、メモリやスマホなどの電子機器のあらゆるパーツに対して制御し、処理を促す役割をする基本ソフトウェアです。
例えば、私たちがパソコンで文書作成をする際に、Wordを起動させてキーボードから文字を打ち込んで文章を作成できているのも、アプリケーションの起動から文字入力・文字の表示までを制御・指示してくれているのがこのOS(オペレーティングシステム)の役割なのです。
流石に、私自身OSがまったくなかった頃の時代のことまではよく知りませんが、当時、パンチカードに穴を開けてドラムで回転させながらハードウェアを制御していたなんてこともあったと耳にしたことがあります。
そのことを思う、今の時代とは全く異なり滅茶苦茶面倒なことをしていたんだなと感心させられます。
ちなみに、私がパソコンを触り始めた時代の頃の話ではあるのですが、まだWindows3.1も登場しておらず、パソコンに処理を指示するのにもいちいちコマンドを打たないといけなかったという面倒なことをしていました。
それがWindows95の登場をきっかけに、劇的に視覚的に操作してアプリケーションやハードウェアを制御できいるんですから、大した進化です。
まぁ、難しいことはあまり考えなくていいですけど、なんとなくでいいので、私たちがアプリケーションを気軽に使って文書作成やコンテンツ消費などなど、様々なシーンでパソコンを活用できているのもOSあってこそだということを頭の片隅に入れておいてくださいね。
Linuxという第三のOS

OS(オペレーティングシステム)がどういうものなのか、なんとなくわかったところで、LinuxというOSについて少し触れていきたいと思います。
Linuxは、フィンランド出身のプログラマ・ソフトウェア開発技術者によって生み出された誰もが無料で利用できるだけでなく、修正・再配布も可能なオープンソースのOSです。
とは言うものの、厳密には、Linux自体がOSというわけではなく、ハードウェアを動かく上での最も重要なプログラム群(Linuxカーネル)のことを指し、それらをより動かせるように足りないものを付け足してパッケージしたものがディストリビューションといいます。
WindowsやMacOSに近い部類のパッケージをLinuxでディストリビューションとして扱っていると言ったほうが適切なのかもしれませんが、難しいことは置いといてLinux=OSととりあえず理解しておいて下さい。
さて、話を戻します。
Linuxは、オープンソースであるにも関わらずWindowsやMacOSのように、安定性・セキュリティ面も非常に優れ、その上カスタマイズ自由とあって、多くのユーザーから支持されている第3のOSとして、あらゆるシーンで用いられています。
ただ、どちらかというと企業向け・サーバー向けという色合いが濃く、Windows・MacOSと比較して、一般ユーザーに対してはあまり馴染みがないというのが率直なところでしょうか。
しかも、Linux専用の資格試験があるくらい、かつては、コマンド入力によって一つ一つの処理を施していたOSといった印象が色濃く、特にパソコン初心者にはとっつきにくいOSでもあるので馴染みが薄いのも仕方ないとは思います。
とはいえ、近年ではLinuxのディストリビューション(種類)の一つである『Ubuntu』を始め、視覚的に操作できるタイプも拡充され、Linuxを導入している個人ユーザーも増えているようですし、なによりもテレビを中心に多くの家電で組み込まれています。
一見馴染み薄いOS出はりますが、知らないところで私たちの生活に密着したOSであるということくらいは、なんとなくでいいので理解しておくと、IT分野に対して馴染みやすくなっていくと思いますよ。
Windows・MacOSとの違い、Linux独自の魅力とは?

さて、ここまでは、ざっくりとLinuxがどの様なOSなのか解説いたしました。
それを踏まえつつ、Windows・MacOSとどの様な違いがあるのか見ていきましょう。
Linuxは無料で使えるオープンソースのOS

まず、決定的に違う点は、Windows・Macが各企業が開発した有料のOSであるのに対して、Linuxは、無料で誰もが修正・再配布出来るオープンソースなOSであるという点ではないでしょうか。
近年は、デスクトップPCであろうが、ノートPCであろうが、OSが標準でインストールされているので、特に気にすること無くOSの存在すら無視してパソコンを使っているユーザーも少なくないでしょう。
しかし、元々は、OSもパソコンにインストールしなければ使えませでしたし、特に自作ユーザーにおいては、別途ライセンスキーを購入するなどしてOSのパッケージを購入しなければなりません。
ところが、Linuxは、無料でも入手できるオープンソースのOSなので、別途費用が発生するなんてことはありません。
一応、サポート付きの有料版もあるようですが、基本は無償と考えて構いません。
基本無料で扱えて、その上、安定して稼働しセキュリティ面も強く信頼のおけるOSなので、Windows・Macにコストをかけられないパソコンユーザーには第3のOSとしてLinuxを検討してみるのも良いでしょう。
Linuxは基本自己責任で扱うOS

無料で使えるOSと聞くと、一見、すごく魅力的にも感じますが、基本無料で使えるオープンソースのOSであるが故に、基本サポートは無いものと考えたほうが良く(最近は一部サポートを受けられる有料版のものもあるようですが…)、基本自己責任で使ってねといった傾向が強いです。
なので、パソコンに対してはもちろんのこと、Linuxに対してもコマンドで操作出来るくらいの知識がないと、なかなか怖くて手が出ないというのが率直なところでしょうね。
バグが少なく安定性が高いOS

Linuxは何度もお話していますが、誰でも自由に修正・再配布できるオープンソースのOSです。
それ故に、様々なユーザーがバグを修正してくれているので、WindowsやMacOSと比較してバグが少なく安定性においては秀逸です。
確かに、一部ではWindowsやMacOS以上にバグが多いと不満の声を漏らすユーザーも居るようですし、Linuxは一般人にも開放しているOSですので、バグもそれなりに出てしまうのは致し方有りません。
しかし、バグが出たらあらゆるユーザーが手直ししてくれたりするのもオープンソースのOSならではの魅力であり、それ故に最終的にはバグも少なく安定性をもたらしているとも言えるでしょう。
私自身は、すでにMacに乗り換えていてWindowsをあまり触っていないので、それほど感じない話ではあるのですが、それでもたまにWindowsPCを起動する際に、何かと安定性に欠ける印象を受けています。
実際にWindows11になってから、Windowsの不具合が増えたという声もよく耳にしますし、おそらく、ガッツリWindowsPCを触っているユーザーの中には、安定性・快適性に不満を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
MacOSに至っては、Apple独自で展開しているOSなので、まだ不具合は少なく安定・快適に使えている(一部e-TAX関連アプリなどWindowsに依存してきたアプリは除いて…)で、それほどLinuxに乗り換えは考えなくても良いかもしれません。
ただ、Windowsの安定性に不満を抱えているユーザーは、この際にLinuxに乗り換えるというのも一つの手として有効かもしれませんよ。
敷居はまだまだ高く課題も多いが、魅力もたくさんなLinux

以上、ざっくりLinuxとWindows・MacOSとの違いや魅力を語ってきましたが、みなさんはどのように感じましたか?
Linuxは、無料で使えて自由に修正・再配布も可能で、多くのユーザーが関わっているオープンソースならではのOSなので、安定性も非常に高いと魅力が多い反面、基本自己責任なOSで課題も多い特徴を持つ第3のOSです。
確かに、互換性の問題も含め課題はまだまだ多いでしょうし、何も考えず安易に飛び込むのは危険かもしれません。
ただ、近年、Ubuntuのように、視覚的操作で扱えるディストリビューション(種類)のものも増えてきています。
そして、互換性の問題も、例えばOffice系ソフトであれば『LibreOffice』というアプリを使うことで、同じ様な文書作成、表計算などの作業ができますし、少しずつ改善はされつつあります。
たとえ今すぐは無理だとしても、Windowsが安定性に欠けると不満を持つユーザーにおいては、今後、第3のOSとして乗り換えることも考慮しておくことで、Windowsに縛られることによるストレスからは解放できるかなとは思っています。
Linuxという存在が、今後のPC業界を更に活性化してくれることを願っている次第です。
Linuxにも種類はたくさん!

一度でもPCに触れたことがあるユーザーなら、WindowsやMacOSにもいくつか種類が存在していることはご存知のことと思います。
Windowsなら、かつて社会現象にもなったWindows95を始め、現在提供されているWindows11もその一つですし、MacOSなら、2023年9月26日にリリースされたMacOSsonomaも、現在配信されているMacOS26(Tahoe)もその種類の一つです。
これらと同じように、実は、Linuxにもいくつかの種類が存在します。
先程、少し触れましたが、ディストリビューションというLinuxカーネルに足りない機能を付け足しパッケージにしたものがLinuxの種類に相当します。
例えば、古くからあるコマンド中心のシンプルなSlackwareもディストリビューションの一つとして動いていますし、近年は、UbuntuやLinux Mintのような、よりシンプルでWindowsに慣れたユーザー向けに視覚的に操作しやすいディストリビューションも増えています。
これらのディストリビューションを目的に沿った形で選び導入することで、Linuxへのハードルも下げることが出来るでしょう。
まぁ、難しいことはさておき、まずは、Linuxにもたくさん種類があるんだよというくらいの認識で良いのかなとは思います。
これからLinuxOSを推奨するユーザーとは?

最後に、これからLinuxを推奨するユーザーについても述べておきたいと思います。
結論から言うと、自己責任を了承したうえで、無料で安価かつ安定に扱えるOSを使ってみたいユーザーには超おすすめのOSと私は考えています。
先程からお話している通り、Linuxは、自己責任でLinuxの知識がないと手を出しづらいハードルの高さはありますが、WindowsやMacOSと大きく異なり、誰でも修正の出来る縛りのないオープンソースなOSです。
なので、自分好みに自由にカスタマイズできますし、多くのユーザーとコミュニケーションを取りながら、バグの修正していくことで、より安全堅牢なOSへと進化させやすいだけに、ともかくコスパよく安定稼働を求めるならばLinuxは一つの選択肢として大いにありです。
古いPCにLinux導入も大いに有効!

Linuxは、無料のオープンソースなOSということもあり、サポートこそほとんど受けられない(最近はサポート有りな種類もあるようですが…)だけに、Windows10のようなサポート切れの心配をする必要は一切無く、古いPCにLinuxを導入されているユーザーも少なくありません。
買い替えを検討するくらい古くなったPCを処分せずにLinuxに入れ替えて色々試してみるなんてのもPCの知識も高まりますし非常におすすめですよ。
Linuxを経験することで仕事にも活かせる!

Linuxは、サーバー管理やプログラム開発を仕事として考えているユーザーにとって、非常に価値のあるOSです。
実際に覚えることはたくさんあり大変ですが、Linuxを導入し色々経験したことが、仕事でも大いに活かされます。
実際に、私がIT企業に務めていた頃は、Linuxの資格を所持しているだけで給与アップされるなどの優遇も受けましたし、資格試験の補助金も会社から出ていました。
それほど、Linuxはスキルを身につける上でも非常に意義のあるOSなので、IT分野に就職をお考えであれば、Linux導入してみるのもおすすめです。
以上、Linuxを推奨するユーザー像についてお話しました。
Linuxは、自己責任が求められる故にハードルこそ高いものの、無料で扱えるOSとして非常に魅力的ではありますので、
- 安定性を求めるユーザー
- 古いPCへの導入を検討のユーザー
- IT関係の職種への就職を考えているユーザー
は、Linuxという第3のOSのことも視野に入れて、OS選びの参考としてみてくださいね。
まとめ
今回はLinuxという第3のOSについて、できる限り簡単に解説し、Windows・MacOSとの違いや、どういう人におすすめなのかといったところを中心にまとめてみました。
Linuxは、オープンソースで誰でも触ることの出来る基本無償のOSとして、とりあえず頭の片隅に入れておけば、Windowsのサポート切れで困ったときの次の選択肢としても活用出来ると思います。
無償かつ安定性を求めるユーザーだったり、IT系の職種への就職を考えているユーザーは、まず、なんとなくでも良いのでLinuxという存在を意識してみましょう。
Linuxへの認知度が高まることで、Windows・MacOSが更に進化を遂げて多くのPCユーザーを笑顔にする時代が訪れていくことを期待して、今後の動向にも注目していきたいところです。


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