第11話「歪んだ黄金世代と匿名の刃(後編)」

小説『電脳の竜と白理の狼 〜デジタルハッカーと明治のリーガル・ガール〜』

いつも『電脳の竜と白理の狼』をお読みいただきありがとうございます!

今回は「事件完結編」

リベンジポルノによる卑劣な脅迫に直面したT.C.S.Lの面々が、電脳とロジックの力を駆使して立ち向かいます!

恐怖に震える女子マネージャーを救い、黄金世代の3人を追い詰める頭脳バトルをぜひお楽しみください。

まずは、前回の「事件勃発編」を振り返ってみましょう。

【第10話あらすじ】
下校中、サッカー部室の前で顔面蒼白になり震えるマネージャー・上条陽向と遭遇した彩華たち。

陽向のもとには、着替え中の盗撮写真とともに悪質な脅迫メールが届いていた。

彩華たちは激昂するが、犯人はU-18代表にも選ばれたサッカー部の佐山・宮内・森田の3人ではないかと打ち明けられるが、彼らが犯人と断定する物的証拠は何一つない。

この、証拠もない圧倒的不利な状況から、事件解決へ向けたバトルが幕を開ける——。

神城綾音の脳内プロット:第11話『歪んだ黄金世代と匿名の刃(後編)』

ある日の放課後に偶然出会った一人の女子生徒・上条陽向。
彼女は、メディアでも取り上げられるほどの笑顔を絶やさないサッカー部女子マネージャーで、「勝利の女神」としても慕われているはずだった……。
しかし、匿名アカウントから送られてきたリベンジポルノを模した脅迫メールに、顔をこわばらせている。
それもそのはず。ただ世間に撒き散らされるだけでなく、せっかく進学した私立・妃比谷高校を退学に追い込まれるかもしれないとなれば、恐怖に顔が青ざめるのも無理はない。

犯人の目星はだいたい付いている。しかし物的証拠はなく、相手はスポーツ界で名を馳せる権力者たちの子であり、U-18サッカー日本代表にも連なる「黄金世代」の面々……。
中途半端に疑ってかかれば、逆に名誉毀損だと主張され世間からの反感を浴びかねない。

「果たしてどうしたものか」と思案を巡らせていた彩華に、綾音がふと助言を口にする。
「そういえば、生徒には情報共有用の専用スマホが一人一台支給されていたよな? 学校生活専用だから、ネットワーク通信は校内Wi-Fiでしか使えない仕組みになっているはずだけど……この通信ログを辿れば、何か掴めるんじゃないか?」

その言葉にピンと来た彩華は、秋葉原で購入したばかりのノートPCを開き、さっそく校内Wi-Fiの接続ログを解析し始めた。
すると、異質なデータが検出される。
それは何故か、全校生徒が夏休みに入って数日後の日付が刻まれたログだった。

生徒も教師もおらず、誰もいないはずの休日に、なぜ部室棟のWi-Fiログが大量に残っているのか?
不思議に思った彩華が理事長である片桐果弦に「この日、学校で何かイベントでもありましたか?」と確認すると、片桐から「そういえばサッカーU-18に選出されていた佐山、宮内、森田の3名が、遠征報告のために登校していたな……」という返答が返ってくる。

「そ、それだ……!」
彩華は事件解決の糸口をついに掴んだ。

しかし、彩華には一つ拭えない疑問があった。
(なぜ、夏休みに手に入れたデータで、2学期に入った今になって脅迫文を送りつけてきたのだろうか?)

その疑問を頭の片隅に残しつつも、彩華は片桐に頼み込み、事件発覚後に「生徒のプライバシーと安全保護」を名目に立ち入り禁止にしていたサッカー部室の調査許可を得る。

部員が出払っている休日、T.C.S.Lの面々が部室を捜索すると、彩華の推論通り、部室入口の天井付近に隠されていた超小型カメラを発見!

カメラ内のmicroSDカードには、陽向の着替え写真がしっかりと残されていた。

その画像データは、陽向に送りつけられた脅迫文の画像と完全に一致。

さらに、佐山たちが登校した「夏休みに入って数日後のあの日」、このカメラからデータが転送されたと思われるWi-Fiログも検出された。

「部室内に残されたカメラ本体」「画像データの一致」「登校日のWi-Fi転送ログ」。

言い逃れ不能な三拍子が揃い、あとは本人たちを論破するのみ。

翌日、彩華たちは佐山、宮内、森田が待つサッカー部へと乗り込んでいく——。

9月某日…
佐山、宮内、森田の3人は、サッカー部顧問の呼び出しで部室にやってきていた。

『かったりーなぁ…一体何の用だよ…』

と嫌そうにしている3人がいる部室に、顧問を引き連れてやってきたT.C.S.Lの3人…
その後ろには陽向の姿もあった。

すでに、例の画像と脅迫メールはサッカー部顧問にも見せており、事件化することも了承済み。
陽向にとってはトラウマとなる話かもしれないが、この恐怖から必ず護ると約束し、3人に写真を突きつけることの了承を得ていた。

そんな中、彩華が3人に向かって、
『こんな脅迫メールが女子マネージャーの陽向さんのところに届いたのですが、見覚えありますか?』
と突きつけ始めた。

突然のことに驚きを隠せなかったが、3人は、『知らないけど』…と白を切る。

そんなことは想定済みと言わんばかりに、彩華たちは、サッカー部に仕掛けられた小型カメラ内に保存されたMicroSDの画像データと、陽向に送りつけられた画像データが一致していることを提示。

当然、『だから何だ』と白を切り続ける3人だったが、構うことなく彩華は、
『この画像データがファイル転送されたと思われる日時に、1台のスマホから校内Wi-Fiの通信ログがなぜか検出されているんですが、これあなたのスマホですよね?』
と問いただしていく。

『はぁ? そんなの知らねぇよ』…と突っぱねる佐山。
宮内・森田も同調して白を切り通すが、割って入った菖蒲が今度は3人に物申す。

『あれっ? おかしいっすよね先輩…その日って先輩たち3人はサッカーU‐18合宿の報告に学校に来ていたはずですよね。まったく通信も何もしていないと言うのですか? しかもその日は理事長・片桐果弦を除いて誰も学校にいなかったはずですけど…』

と問いただすも、『じゃあ片桐のおっさんが通信してたんじゃねぇの?』
とまたしても白を切る。だが、今度は片桐が自ら登場し、
『それはないねぇ…Wi-Fiログに記録された時刻には、私は理事長室で教育委員の会議に出席していたし、その動画もしっかり残っているので、アリバイは成立しているが…』
と断言。

そして、今度は菖蒲がすかさず、
『先輩…ちなみにその日は日中40度を超える猛暑日で、部活動も禁止とされていたんですよね。しかも理事長を除いて学校職員は誰もいなかったって知ってました?』

確かにその日は人気があまりなかったが、まさかそんなこととはつゆ知らずの3人…

『まぁ、猛暑日に部活を休むようになったのは、先輩たちが合宿に行っているさなかに通達された話なので、知るわけないですよね』

菖蒲の一言にトドメを刺されたかのようにうずくまる佐山たち…
そんな佐山の前に立ちはだかったのは、一見地味な装いの結衣だった。

実は、結衣は綾音から別途タブレットPCを借りていて、学校のWi-Fiを使いながらSNSで佐山たちとやり取りをしていたのだった…
それもちゃっかり3人とのやり取りと、3人から入手した画像データのおまけ付きで…

もちろん、陽向から「別の生徒を装って佐山・宮内・森田の3人にSNS上で接触し、陽向の着替え写真に興味津々だとコンタクトを取る演技をする」ことの了承は得済み。

結衣のWi-Fiの記録はすぐに調べられるので、どちらにしても言い逃れはできない。
この想定外の結衣の一芝居にまんまと騙され、SNSでのやり取りまで記録された3人になすすべはなく、御用となった。

数日後、佐山・宮内・森田から没収されたスマホと、サッカー部の部室に仕掛けられていた超小型カメラから、陽向の着替え画像データはすべて抜き取られ、完全に消去された。

もちろん、結衣がおとり捜査として手に入れたデータも、裁判用として警察組織で厳重に管理されているもの以外はすべて消去済みだ。

とりあえず、世間に出回ることだけはなくなり、ホッと胸をなでおろす陽向。
まだ恐怖によって生じた心の傷は完全には拭えないかもしれないが、少しずつ元の明るい笑顔を取り戻しつつあった。そんな彼女の姿に、T.C.S.Lの面々にも安堵の表情が戻ってきたのだった。

AIが創ったストーリー・11話『歪んだ黄金世代と匿名の刃(後編)』

ある日の放課後、夕暮れに染まる校庭で、T.C.S.Lの面々は一人の女子生徒と出会っていた。
上条陽向——メディアでも「勝利の女神」として取り上げられるほど、常に明るい笑顔を絶やさないサッカー部の人気マネージャーだ。
しかし今の彼女は、手にしたスマートフォンを凝視したまま、顔を恐怖で青ざめさせて震えていた。画面に映し出されていたのは、彼女の盗撮画像と、それを脅迫の出汁に使った凶悪なメッセージ……リベンジポルノを模した悪質な脅迫メールだった。

ただネットや世間に画像を出回らされるだけではない。せっかく苦労して進学したこの私立妃比谷高校を退学に追い込まれるかもしれない。その恐怖が、16歳の少女の心を容赦なく苛んでいた。

犯人の目星自体は、おおよそついていた。サッカー部内で絶大な権力を握り、スポーツ界でも名を馳せる権力者の息子たち。U-18サッカー日本代表にも名を連ねる「黄金世代」の幹部メンバーである。
だが、彼らを決定づける物理的な証拠はまだない。中途半端に疑ってかかれば、「名誉毀損だ」と逆なでされ、世間からの反感を浴びかねない相手だった。

「果たして、どうしたものか……」

腕を組み、思案を巡らせる彩華。その横で、画面の仕様を眺めていた綾音がふと助言を口にした。

「そういえば……妃比谷高校の生徒には、情報共有用の専用スマホが一人一台支給されていたよな? 学校生活専用だから、ネットワーク通信は校内Wi-Fi経由でしか使えない仕組みになっているはず。……この通信ログを辿れば、何か掴めるんじゃないか?」

「……! それだわ、綾音さん!」

ピンと来た彩華は、秋葉原で購入したばかりのノートPCを即座に開き、校内Wi-Fiの接続ログの解析作業へと没頭し始めた。
端末固有のMACアドレスと通信タイムスタンプを照合していく中、ひとつの「異質なデータ」が浮き彫りになる。

それは、全校生徒が夏休みに入って数日後の日付が刻まれた通信ログだった。
生徒も教師もおらず、無人であるはずの休日に、なぜかサッカー部室棟周辺のWi-Fiアクセスポイントで大量のデータ通信が残されている。

疑問に思った彩華は、すぐさま理事長である片桐果弦のもとを訪ね、「この日、学校で何か特別なイベントでもありましたか?」と確認を取った。
片桐はあごに手を当て、思い出したように返答する。

「そういえば……サッカーU-18に選出されていた佐山、宮内、森田の3名が、遠征報告のために登校していたね……」

「間違いない……勝機が見えたわ」

彩華は事件解決への決定的な糸口を掴んだ。
しかし、彼女の頭にはひとつ、どうしても拭えない疑問が残っていた。
(なぜ、夏休みの初期に手に入れたデータで、2学期に入った今になって脅迫文を送りつけてきたのだろうか……?)

その疑問を一旦思考の隅に置きつつも、彩華は片桐に直談判し、事件発覚後に「生徒のプライバシーと安全保護」を名目に立ち入り禁止措置が取られていたサッカー部室の特別捜査許可を取り付けた。

そして部員が出払っている休日。T.C.S.Lのメンバー総出で部室内の捜索を開始する。
彩華の推理通り、部室入口の天井付近、影になったエアコンの隙間から、巧妙に隠されていた超小型カメラが発見された。

カメラ内のmicroSDカードをPCで読み込むと、そこには着替え中の陽向の姿がはっきりと記録されていた。
データバイナリを照合すると、陽向の元に届いた脅迫文の添付画像と完全に一致。さらに、佐山たちが登校した「夏休みのあの休日」に、このカメラからローカルストレージ経由でデータが転送されたと思われるWi-Fiログも完璧に検出された。

「部室内に残されたカメラ本体」
「画像データの一致」
「登校日のWi-Fi転送ログ」

言い逃れ不可能な三拍子がすべて揃った。あとは、張本人たちを目の前で完璧に論破するのみである。

9月某日——。
サッカー部の部室に、重苦しい空気が立ち込めていた。

「かったりーなぁ……一体何の用だよ……」

部室のベンチに深く腰掛け、不機嫌そうに舌打ちをする佐山利通。その両脇には、宮内崇と、副キャプテンで守護神の森田浩平が威圧的な態度で控えていた。顧問からの呼び出しを受けてやってきた3人だったが、反省のの色など微塵もない。

そこへ、サッカー部顧問を引き連れて、T.C.S.Lの3人——橘彩華、二階堂結衣、大滝菖蒲が踏み込んできた。
その少し後ろには、不安げに身を縮めながらも、凛とした瞳で立ち立ち会う上条陽向の姿もあった。

すでに例の画像と脅迫メールは顧問に開示しており、学校として正式に警察へ届ける前提の事件化も了承済みだ。陽向にとってはトラウマを刺激される現場のはずだが、「この恐怖から絶対に護る」という彩華たちの力強い言葉を受け、立ち会う覚悟を決めていたのだった。

沈黙を破り、彩華がまっすぐ3人を見据えてタブレットの画面を突きつける。

「こんな脅迫メールが、女子マネージャーの陽向さんのところに届いたのですが……見覚え、ありますよね?」

突然の突きつけに一瞬目を見張った3人だったが、すぐに鼻で笑い、白を切った。

「ハッ、知らないけど。俺たちがそんなのに関係あるわけねぇだろ」

「ええ、そう言うと思いました」

そんな反応は最初から折り込み済みと言わんばかりに、彩華は淡々と次の証拠を開く。部室の天井から回収された小型カメラと、そのmicroSDカードに残されていたハッシュ値。それが陽向に届いた脅迫画像と寸分違わず一致している事実を提示した。

「……だから何だっていうんだよ。俺たちがやった証拠にはならねぇだろ」

なおも突っぱねる佐山。だが彩華の手緩みは一切なかった。

「この画像データがファイル転送されたと思われる日時に、1台のスマホから校内Wi-Fiの通信ログがなぜか検出されています。……これ、佐山先輩の端末ですよね?」

「はぁ? そんなの知らねぇよ。誰かが勝手に俺の端末を操作したんじゃねぇのか?」

開き直る佐山に同調し、宮内と森田も嘲笑を浮かべて白を切り通そうとする。しかし、そこに腕を組んで控えていた菖蒲が、ズカズカと前へ歩み出た。

「あれっ? おかしいっすよねぇ、先輩方……。その日って、先輩たち3人はサッカーU-18合宿の報告のために学校に来ていたはずですよね? 全く通信も何もしていないと言い張るんすか? しかもその日、校内には理事長の片桐果弦先生を除いて、誰もいなかったはずスけど……」

「だったら! その片桐のおっさんが通信してたんじゃねぇのかよ!?」

苦し紛れに責任をなすりつけようと怒鳴り散らす佐山。
その瞬間、部室の扉が静かに開き、片桐理事長本人が姿を現した。

「……それはないねぇ」

低い声で断言する片桐。

「Wi-Fiログに記録された時刻、私は理事長室で教育委員とのオンライン会議に出席していた。その録画データもしっかり残っているからね。私のアリバイは完璧だよ」

理事長本人の登場と、第三者を巻き込んだ完璧なアリバイ。3人の顔から一気に余裕が消え去る。
そこへ、菖蒲が逃げ道を完全に塞ぐトドメの一撃を放った。

「先輩……ちなみにその日は、日中40度を超える猛暑日で、部活動も全面禁止とされていたんですよね。理事長を除いて、学校職員すら誰も出勤していなかったって知ってました?」

思わぬ事実に、ハッと目を見開く3人。

「まぁ、猛暑日に部活を休むようになったのは、先輩たちが合宿に行っているさなかに通達された話なんで……知るわけないですよね?」

完璧な論理の檻に閉じ込められ、ぐうの音も出ずその場に膝をつきそうになる佐山たち。
そこへ、これまで静かに後ろへ控えていた、一見地味な装いの二階堂結衣が静かに歩み寄った。

「……佐山先輩。私、ずっとお話ししたかったんです。……SNSで」

結衣は手に持っていたタブレットPCの画面を3人に向けて掲げた。

実は結衣は、綾音から借り受けた専用タブレットを使用し、学校のWi-Fi経由でSNSを使い、別の生徒(裏アカウント)を装って佐山たちに接触していたのだ。
「陽向の着替え写真に興味がある」と持ちかけ、彼らから自白を引き出すおとり捜査を事前に行っていたのである。

画面には、3人がノリノリで返信してきたやり取りのログ、そして「お前だけに見せてやる」と3人自ら送信してきた画像データが、通信タイムスタンプ付きで鮮明に記録されていた。

結衣のWi-Fi通信記録はすぐに学校側で照合できる。もはや、どんな言い訳も通用しない。

「そんな……お前、ハメたのか……!」

想定外の結衣の一芝居にまんまと騙され、決定的な自白と画像データまで差し出してしまった3人。
完璧に詰んだ彼らにはもうなすすべもなく、その場で哀れに御用となったのだった。

数日後——。

警察の捜査により、佐山・宮内・森田の3人から没収されたスマートフォン、および部室の超小型カメラから、陽向の着替え画像データはすべて抜き取られ、完全に消去された。
もちろん、結衣がおとり捜査として手に入れたデータも、裁判用として警察組織で厳重に管理されているもの以外はすべて綺麗に消去済みである。

「本当に……ありがとうございました……!」

校舎の陰で、陽向は涙を拭いながら深々と頭を下げた。世間に画像が出回るリスクが完全に消え去り、ホッと胸をなでおろす。

まだ恐怖によって生じた心の深層の傷は完全には拭えないかもしれない。けれど、彼女の表情には少しずつ、かつてのような太陽のような明るい笑顔が戻りつつあった。

そんな彼女の晴れやかな姿を見届けながら、T.C.S.Lの面々の顔にも、心からの安堵の表情が広がっていくのだった。

次回予告

リベンジポルノ事件の加害者として逮捕された佐山、宮内、森田の3人に対し、理事長・片桐果弦から厳格な処分が言い渡された。

さらに、事件をもみ消そうとした彼らの父親たちも役職を更迭され、完全に表舞台から失脚することとなった。

一方、事件の被害者であった上条陽向には無事に笑顔が戻り、T.C.S.Lのメンバー・夏見菖蒲はインターハイ陸上・女子400m出場に向けて順調に調整を続けていた。

そして迎えた、大会当日——。
片桐を除くT.C.S.Lの面々と陽向は、応援のために競技場へ駆けつけ、観客席から熱い声援を送る!
果たして菖蒲は、強豪ひしめくインターハイで輝かしい結果を残すことができるのか……!?

第12話『サッカー黄金世代トリオの闇と陸上女子の光』

『——堕ちた権力を置き去りに、少女(あいつ)は未来の光へ駆け抜ける!』

次回もお楽しみに!

まとめ

『電脳の竜と白理の狼』第11話をお読みいただき、ありがとうございました。

U-18にも選出されるほどの実力者でありながら、一人の女子マネージャーに対して3人がかりで卑劣な脅迫行為を繰り返したサッカー部黄金世代の面々……。

リベンジポルノと脅迫という悪質な犯罪をロジックで完膚なきまでに粉砕し、陽向の笑顔を取り戻したT.C.S.Lの活躍は圧巻でした。

次回は、加害者となった黄金世代たちの顛末(闇)と、T.C.S.Lのメンバー・夏見菖蒲の陸上部員としての活躍(光)を描きます。

もちろん、笑顔を取り戻した陽向の姿も描かれていきますので、第12話も引き続き温かい目で見守っていただけたら幸いです。

次回もどうぞお楽しみに。それでは、今回はこの辺で!

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